メーサイについて


メーサイと聞いて、どのようなイメージが浮かびますか?
メーサイには、2つの意味と想いがあります。
ひとつは、Millennium Earth & Sustainable Art Institute です。
20世紀における高度経済成長期に於いては、安全性の高いインフラストラクチャーの整備が国民生活の基本であり、建設事業は複雑な地形と地質との戦いであったと言われているように、利便性・安全性とのトレードオフとして自然環境とその循環機能を少なからず破壊してきました。地球環境への負荷の少ない循環型社会の構築のために、自然環境とその機能を修復する「後始末」にあたらなければならないと考えています。Millennium(千年紀)、Earth(地球)は、千年紀として地球環境をとらえるという意味です。そして、Sustainable(持続可能な)、Art(自然の配置、技術)、Institute(研究所)は、持続可能な環境修復技術を求める集団という意味です。
もうひとつは、地形,地質,土壌を包括した地質多様性(geo-diversity:ジオダイバーシティ)という概念があります。地盤強度や透水性といった工学的なモノサシではなく、総合的に動的(動的平衡)環境としての地盤(地質)評価が持続可能な社会資本整備、環境保全には必要です。人も同じく多彩です。だからこそ、「人も地盤も明(メー)るく、鮮やかに彩(サイ)りたい。」、それがもうひとつのメーサイの想いです。