クローラー型低騒音急速削孔機(ECO-1V,ECO-3)は、土壌調査・さく井機として開発されました。この削孔機の特性である低騒音(静か)、自走式(移動が速い、仮設不要)を活かし、調査ボーリングにも使用できるよう改良を加えました。
これによって、要求される品質を確保したうえで、作業時間が大幅に短縮されました。
特に、浅い深度で、箇所数が多い場合の地盤調査において工期短縮、コスト削減が可能です。
室内等の狭所の調査、道路での毎日撤去の調査などに活躍しています。また、バイブロ機能によって無水でコアボーリングを行っています。
工期短縮
自走式ボーリングマシーンは、仮設にかかる費用や期間が必要ありませんので、経費節減、工期短縮が可能です。
調査ボーリング
自走式ボーリングマシーンでロータリーボーリングマシーンと同仕様の、標準貫入試験を実施しています。
室内等狭所での調査
自走式ボーリングマシーンは、建屋内狭所での調査や、毎日設置、撤去をともなう道路での調査にスピーディに対応できます。
大阪層群を80m植物性泥水循環ボーリング
ECO-3Vユニットを連結させることによって、回転トルク、回転数をアップさせることによって、深度80mまで掘進し、所定の深度で土壌分析用のコア採取を行い、間隙水圧計を設置することができました。
夜間作業のサウンディング
自走式ボーリングマシーンで、サウンディングによる地下障害物(埋設配管などの確認)探査を行いました。
玉石混じり砂礫を56m無水ボーリング
ECO-3Vによって、利根川沿いの良く締まった玉石混じり砂礫を1週間で深度56m掘進し、地下水汚染観測井を設置することができました。